虫の音日記 2000
- 11月29日(水)
- 青い光線を強く感じる晴天のつめたい午後、まだ鳴いている虫を探す。休耕田の草地でヤチスズ、
ウスイロササキリ、オナガササキリ(少し)の鳴き声を確認。コバネイナゴもまだ見られた。
マダラスズ、シバスズ(少し)も公園で鳴いていた。
- 11月8日(水)
- 依頼されていたシバスズ捕りを日中に行う。近所の空き地で少し捕るが数が少ない。ホシササキリが
「ジジジジジ」と地味に鳴いていた。休耕田の草地を探すとヤチスズばっかり。コバネイナゴ、精球を
付けたクサキリ♀を見る。また、ウスイロササキリがたくさん「シリシリシリシリ・・・」と鳴いていた。
瀬戸川堤防では少し鳴いていたが捕れず、マダラスズとヒナバッタの鳴き声を聞いたのみ。
結局、広い公園の芝地でたくさん鳴いているのを見つけて、最初からここへ来ればよかったと思った。
- 10月30日(月)
- 昼間、駅南のCOXの入り口で鳴いていたコバネササキリ長翅型を見つけ捕獲する。
何処から飛んで来たのだろうか?
- 10月21日(土)
- 林縁の田んぼや畑を夜のパトロール。まだ少し鳴いているアオマツムシがいる。
エンマ、ツヅレサセ、ハラオカメ、モリオカメ、ミツカド、マツムシ、シバスズ、ヤチスズ、ヒゲシロスズ、
カネタタキ、クマスズムシ、クマコオロギ、セスジツユムシ、ササキリ、ウスイロササキリ、ホシササキリ、
フタツトゲササキリの鳴き声を確認。
- 10月11日(水)
- また夜中に出て県民の森に向かう。途中の山村の自販機でセスジササキリモドキとヒメツユムシを
見るがいずれも♀だった。また、歩くコロギスを見つけて捕獲。大日峠の路肩ではヒメクサキリが
「チーーー」と澄んだ声で鳴いていて、他にはカンタンとハラオカメ?ぐらいしか鳴いている虫は
いない。県民の森センターの入り口の明かりでは、ヒメヤブキリモドキ数匹とスルガセモン♂一匹を
見つける。
- 10月9日(月)
- 雨が上がり遠くで稲光のする夜半、北の峠に向かう。途中、民家の自販機にセスジササキリモドキ
♀が2匹来ているのを見る。また林縁の路上を歩くクツワムシ♀、ハヤシノウマオイ♀も見る。
ススキの穂にはカンタンやクビキリギス幼虫が何匹も登ってきていて、実を食べていた。
穂のすぐ下の茎に産卵管を突き立てているカンタン♀もいた。
- 10月5日(木)
- 夜中、某一級河川の河口へ。クズなどの茂みでタイワンクツワムシが一匹鳴いていた。
お腹の大きな♀も見つける。ヒロバネカンタンとマツムシの大合唱であった。
- 10月1日(日)
- 時々パラパラと降る薄ら寒い夜中、夜泣き山の林縁で虫聞き。クツワムシ、セスジツユムシ、
クサキリ、オナガササキリ、スズムシ、ヤマトヒバリ、クサヒバリ、シバスズの鳴き声を聞く。
路肩の低い雑草上で、大きなクツワムシ♀の緑色型と褐色型を見つける。
- 9月25日(月)
- 竹枝上のフタツトゲササキリを写真に収めるべく林縁の竹藪へ。まだ午後3時すぎだが山の北側
なので日が陰っていて、数匹が鳴いていた。オス・メスとも長翅型と普通型の個体が見られた。
- 9月20日(水)
- アシグロツユムシを捕獲すべく、また某山麓へ。このツユムシは日なたが好きらしく、林道沿いの
日の当たる草藪を探ると何匹もハタハタと飛び立った。♂♀一匹ずつ捕獲する。またタマゴタケや
チチタケを見つけて、いつの間にかキノコ採りになってしまった。
- 9月13日(水)
- 昼間、某山麓へ。ススキやアシの茂みの下でたくさんのヒメコオロギが鳴いていた。
林道ではアシグロツユムシが、植林下ではヒメスズの鳴き声確認。前日までの大雨が幸いし、
自然林下ではチタケやイグチの類がたくさん出ていたので途中からキノコ採りに目的変更。
- 9月9日(土)
- 夜中に虫聞き。クマコオロギ、マツムシ、ツヅレサセ、エンマ、アオマツムシ、ツユムシ、
ハラオカメ、モリオカメ、ミツカド、オナガササキリ、セスジツユムシ、クサヒバリ、ササキリ、
シバスズ、カネタタキ、ハヤシノウマオイ(2匹)、クサキリ、タンボコオロギ(1匹)、クマスズムシ、
ヤマクダマキモドキ、クツワムシ(1匹)、フタツトゲササキリ(2匹)、ヒサゴクサキリ、ヒゲシロスズ、
スズムシ、ヤチスズ、計26種の鳴き声を確認。
- 9月6日(水)
- ササキリモドキ狙いで前日の夜に出て県民の森へ向かう。天候はあいにくの雨。
途中の山道の自販機や看板の明かりに来ていた、セスジササキリモドキ♀、ヒメツユムシ♂♀、
ヤマクダマキモドキ♂♀を捕獲。長翅型のクサヒバリも来ていた。県民の森では、センターの壁
や野外トイレにたくさんのヒメヤブキリモドキが見られた。クチキウマの仲間も4匹捕獲する。
トイレの便器で何匹ものカマドウマが入水自殺していたのが怖かった。
- 9月2日(土)
- 真夜中、晴れているが風が強く、森がざわついている。数匹のヤマクダマキモドキが木の上や
ヤブで「チョン、チョン、チョン、チョン、チョン、チョン」と大きなはっきりとした鳴き方で鳴いていた。
活発に飛び回っている様で、そのうち一匹の♂が車のフロントガラスに舞い降りて鳴いた。
- 8月30日(水)
- 親父のリクエストでイナゴ捕りをする。昔を思い出して佃煮にするとか。僕は食べないけどね。
休耕田の雑草地に踏み込むと、何匹もコバネイナゴの成虫や幼虫が飛び出してくる。大きくて
食べ出がありそうなのはメスだ。クビキリギスの幼虫(終齢幼虫や成虫もいた)やクサキリも一緒に
飛び出した。晴天の真昼で暑いので適当に切り上げる。二人で50匹ぐらい捕るが、それでも
まだまだ捕りきれないほどたくさんいる。
- 8月26日(土)
- 夜、路肩の雑草上で鳴くオナガササキリ♂を確認。竹枝上のフタツトゲ幼虫はまだ亜終齢にも
なっていない。
- 8月20日(日)
- 林縁のイタドリの葉の裏で鳴いていたヤマトヒバリ♂をやっと捕獲、大きさはキンヒバリなどより
更に小ぶりで、鳴き声も小さく地味なので、録音しても他の虫の声に負けてしまう。
- 8月19日(土)
- 夜中に親父を連れてあの場所へ。コガタカンタンの鳴き声を確認。サトクダマキモドキ♀と
クサヒバリらしき幼虫を葉の上で見つけ捕獲。肝心のヤマトヒバリは藪の中で鳴いているものが
多く捕らえられなかったが、林縁のフユイチゴの葉の上で数匹の幼虫を見つけ一匹捕って帰る。
- 8月16日(水)
- ときどき雨のぱらつく夜9時頃、ヤマトヒバリを捕獲すべく山すその農道を行く。
ササキリ、ヒゲシロスズ、モリオカメの鳴き声確認。竹藪にさしかかった辺りから急にガスが立ちこめ、
下草ではクツワムシがたくさん鳴いている。ススキの茂みで鳴くヤマトヒバリ探っていると、竹藪の方
から「ウギャー」と聞こえた。猫がいるのかな?と思ってまた探しはじめると、今度はもっとはっきりと
「オギャー」と赤ん坊のひきつける様な鳴き声がした。背筋がゾッとして、すぐにその場を立ち去る。
鳴き声は好きだが、あれは専門外だ。
- 8月14日(月)
- 小雨の降る蒸し暑い夜中に虫聞き。田んぼでクマコオロギ、イネ科雑草斜面でマツムシ、堤防
の芝地でミツカドコオロギの鳴き声を確認。烏帽子山斜面の低い草の上で鳴くワインレッドの
ヤマトヒバリの姿を確認するが、逃がしてしまった。カヤヒバリの鳴き声を速めて不規則にした様な
鳴き声だった。他にもエンマ、ハラオカメ、ツヅレサセ?、クチキコオロギ、タンボコオロギ、
コガタコオロギ、カネタタキ、クサヒバリ、アオマツムシ、カンタン、キンヒバリ、ハヤシノウマオイ、
ヒメギス、ヤブキリ、クサキリ、ヒサゴクサキリ、ツユムシ、カヤキリの鳴き声確認。
- 8月12日(土)
- 隣の畑でセスジツユムシの鳴き声を今年初確認。
- 8月11日(金)
- 近所の農家の槙の生け垣で、カネタタキが一匹鳴いているのを聞く。でもこの虫の鳴き声は
一部の好き者の耳にしか止まらないだろうなぁ。
- 8月9日(水)
- 藤枝市北部の低山の林道へ行く。路肩の低木上でアシグロツユムシの幼虫を見つける。
同じ場所にヤスマツトビナナフシの成虫と幼虫もいた。ツマグロバッタもたくさん見られ、
斜面ではヒナバッタがシャカシャカ鳴いていた。
- 8月6日(日)
- 近所の木の上でアオマツムシが一匹鳴き出す。
- 8月3日(木)
- 真夜中、サンゴジュの葉の上で鳴く一匹のクサヒバリを見る。独り鳴きのスズムシの鳴き声も確認。
また、放棄されたビニールハウスの中に背丈ほどにワラビが茂った場所があって、その中で数匹
のクツワムシが鳴いていた。いい隠れ家になっているらしい。ワラビの葉を食べるのかな?
イネ科雑草地では、褐色のクサキリが鳴いていた。
- 7月28日(金)
- 瀬戸川堤防で、ハタケノウマオイ、カンタン、ヒロバネカンタンの鳴き声を確認。
- 7月27日(木)
- 20:00頃、近所の空き地でカヤキリが一匹鳴いているのを見る。メスもすぐそばに寄っていた。
深夜、林縁でクチキコオロギ、ハヤシノウマオイ、エンマコオロギ、畑でハラオカメが鳴き出している
のを聞く。また竹上ではヒサゴクサキリが「ジジ、・・・ ジジ、・・・」と間をあけて短い鳴き方で仲間と
鳴き交わしていた。田んぼのイネの葉の上で鳴くクビキリギス(褐色型)一匹も見る。他にもヒメギス、
ヤブキリ、キンヒバリ、マダラスズ、シバスズ、ヤチスズ、ケラ、コガタコオロギ、タンボコオロギ(少し)、
ナツノツヅレサセの鳴き声を聞く。
- 7月26日(水)
- 昼間、休耕田の草地を散策。コバネイナゴはまだ幼虫が多いが、成虫も一匹確認。ススキの茂み
ではツマグロバッタがチャッ・チャッと蹴っていた。オナガササキリと思われる幼虫はまだ小さい。
- 7月18日(火)
- いくらか涼しくなった深夜、奥まった方に虫聞きに出る。元気よく鳴いているのは、ヒメギス、シバスズ。
ヤブキリ、キンヒバリ、カヤヒバリ、マダラスズ、ナツノツヅレサセも鳴いている。クビキリギスは聞かず。
高く茂ったヤブでウマオイが何匹も脱皮していて、まだ幼虫のものから成虫までいた。成虫は時々、
「チョン・チョン」と下手な鳴き方で鳴いているものがいた。
- 7月11日(火)
- 夜中に大井川堤防に行くと、キリギリスが何匹も鳴き出していた。
- 7月5日(水)
- 日中、金谷の大代川沿いへ行く。背丈ほどに茂ったススキ原をかき分けていくと、ツマグロバッタが
「チャッ・チャッ」と交信していた。イナゴモドキも多数見られ、ナキイナゴ、ヤブキリ、ヒメギスの鳴き
声も聞いた。林道路肩の葉上でクロスジコバネササキリモドキを見つけた。
- 7月3日(月)
- 深夜、大井川の堤防へ行くと、既にヒロバネカンタンの大合唱は始まっていた。コバネヒメギスも
鳴いている。他にもコガタコオロギ、ホシササキリ、ヒメギス、ヤブキリ、シバスズ、マダラスズの鳴き声
確認。
- 6月24日(土)
- 真夜中に虫聞き、シバスズ、ヤチスズの鳴き声を確認。タンボ、コガタ、ナツノツヅレサセ、
マダラスズ、キンヒバリ、カヤヒバリ、ケラ、クビキリ、ヤブキリ、ヒメギス、ホシササキリの鳴き声も聞けて
にぎやかくなった。林縁の竹林の地面に近い位置の葉や枝上に4mm〜2cmの淡褐色幼虫が小枝
や葉鞘をかじっていた。(ヒサゴクサキリ幼虫?) 1cm弱の緑色の幼虫(クビキリギス?)や、3mm位
のササキリ幼虫も何匹もいた。
- 6月20日(火)
- 昼間、河原のシナダレスズメガヤの茂みで数匹のウスイロササキリが鳴いているのを確認。
夜は堤防でヤブキリ3匹の鳴き声確認。ツユムシも間隔をおいて「チッ、チッ、・・・・」と鳴いていた。
- 6月18日(日)
- 晴れたので瀬戸川河原に行くと、ヒメギスが一匹ヤブで鳴いていた。トノサマバッタもたくさんいて、
カシャカシャと盛んにオスとメスが交信していた。5mm.程のスケルトンなツチイナゴ幼虫がヤブぎわ
にたくさん跳ねていて、カマキリ幼虫やクモの巣の餌食になっていた。
- 6月14日(水)
- 夕方にやっと雨が上がる。瀬戸川堤防ではあちこちでオケラの鳴き声。クビキリギスはまだたくさん
鳴いていて、シブキリは数匹の鳴き声確認。他にも、キンヒバリ、カヤヒバリ、タンボコオロギ、
マダラスズの鳴き声確認。
- 6月9日(金)
- 午前中は大雨、梅雨入りした。夜には雨が上がり、庭でマダラスズが鳴き出す。
水路で鳴くキンヒバリも盛んで、畑ではオケラが鳴いていた。
- 6月7日(水)
- 日中、千葉山頂上近くの草地でナキイナゴ数匹が鳴き交わしていた。ヒナバッタも鳴いていた。
夜は近所の空き地で数匹のマダラスズの鳴き声、南駿河台斜面の草地でヒメギス2匹、
ホシササキリ一匹(まだ幼虫が多い)の鳴き声確認。
- 6月5日(月)
- 深夜、いつもの茶畑斜面でクロツヤコオロギが2匹鳴き出しているのを確認。
他にも、コガタコオロギ、ナツノツヅレサセ、クビキリギス、カヤヒバリの鳴き声を聞いた。
- 6月1日(木)
- 林縁の笹の葉上にオレンジ色のツチイナゴがいるのを見つけて写真を撮る。
- 5月24日(水)
- 八高山麓のキリギリス幼虫を激写したが、出来は不満足。エゾスズが鳴き出していた。
- 5月23日(火)
- 谷稲葉奥の山裾で、ナツノツヅレサセ一匹の鳴き声確認。各種カエルの合唱が大音量で、虫の音
が聞き取りにくい。南駿河台斜面のコガタコオロギの鳴き声はだいぶ増えていた。
- 5月22日(月)
- 昼間、休耕田の草地で3〜4mmのコバネイナゴ幼虫数匹を確認。クビキリギスの幼虫越冬個体一匹、
ウスイロササキリ?幼虫多数、ヤチスズ♀成虫、タンボコオロギ♂も見た。
- 5月19日(金)
- 瀬戸川堤防でヒナバッタ♂成虫を一匹だけ確認。
- 5月15日(月)
- 夕立の上がった後、あちこちでオケラが鳴き出す。南駿河台斜面でコガタコオロギ一匹の鳴き声確認。
- 5月10日(水)
- 八高山付近を散策。大代川沿いの草地でバッタ幼虫二種を見る。イナゴモドキとツマグロバッタか?
ヤブウツギ、ミズキ、ヤブデマリの花が目立つ林道では、ニワハンミョウが数メートルほど低く飛んでは
降り立つのを見た。山麓の段々になった休耕田の草地で、キリギリス幼虫、キアシヒバリモドキを見る。
エゾスズはまだ幼虫で、鳴いていなかった。
- 5月9日(火)
- 近所の水路で、オケラ一匹の鳴き声を確認。
- 5月5日(金)
- 日当たりの良い斜面のイネ科雑草の上でホシササキリとツユムシと思われる小さな幼虫を確認。
クビキリギス、シブキリ、キンヒバリ、カヤヒバリ、タンボコオロギの鳴き声も確認。
- 5月3日(水)
- ツルウメモドキが小さな花をたくさん咲かせた林縁の藪で、キスジトラカミキリ、ベニカミキリ、
つながったままのトゲヒゲトラカミキリ♂♀、ジョウカイボン、ヒメカマキリ幼虫を見た。
- 4月30日(日)
- 小雨の降り出した夜中、田んぼで複数のタンボコオロギの鳴き声を確認。
- 4月25日(火)
- 誰かさんの依頼で恒例のクビキリギスとシブキリ捕りをする。問題はメスの確保。
クビキリギス♀はなぜかみな新鮮な緑色で、青々した草の茂みにひそんでいた。シブキリ♀は
ヨシの茎の下の方にペタリとくっついて、保護色になっている。
- 4月24日(月)
- 瀬戸川堤防でヒメギス幼虫を数匹確認した。少し丈の高い草藪にいて警戒心が強く、よく跳ねる
ので撮り損なった。ヤブキリ幼虫もすこし太っていた。
- 4月19日(水)
- 前日深夜から、オオシモフリスズメねらいで街灯や自販機を見回るが不発。植林斜面で
ツヅレサセに似た、尻上がりに大きくなる鳴き声がしたが、場所が木の上で、移動するので、
正体は鳥かもしれない。昼間は桜吹雪の中、新緑のコナラなどの葉上で揺らんを作る
ヒメクロオトシブミや、アシナガオトシブミ、カシルリオトシブミを見た。
- 4月14日(金)
- 風もなく非常に暖かく、19時頃から一斉に、クビキリギス、シブイロカヤキリモドキが鳴き出す。
21時頃にはほとんど鳴き止み、以後は散発的な鳴き方になる。
- 4月10日(月)
- 自宅倉庫の床を歩いているミイデラゴミムシを捕獲。放屁音を録らなければ!臭いかな?
- 4月7日(金)
- 日中、瀬戸川堤防の低い草地で、一匹だけヤブキリの幼虫を見つけた。暗くなるとあちこちで
クビキリギスが鳴き出し、ヨシの茂みでは数匹のキンヒバリの調子はずれの合唱も始まった。
- 4月5日(水)
- 昼間、五州岳のコナラ幹の腐食部樹皮下でミヤマオビオオキノコ、ヒラタカメムシ、クチキコオロギ、
オオゴミムシダマシ、ミツノゴミムシダマシを見つけた。夜、2カ所で3匹のクビキリギスの鳴き声を
確認。雨が上がって湿度が高く暖かい晩。
- 4月4日(火)
- 近所の空き地のヨシやススキの茂みで、カヤヒバリ数匹の鳴き声を確認。
とてもテンポが遅く弱々しい鳴き声。
- 3月31日(金)
- 家の前の水路でキンヒバリの初鳴きを確認。まだ独特の節回しはなく、弱々しく「リーーー」
と長く伸ばすだけの鳴き方だった。
- 3月29日(水)
- 八高山の林道では、キブシ、ヤシャブシ、シキミ、など早春の花が咲いていた。
休耕田の枯れ草を踏むと、まだ羽根のないエゾスズの幼虫がたくさん跳ね出てきた。
- 3月20日(月)
- 瀬戸川堤防のまだ冬枯れの低い草地で、極小のヒナバッタ幼虫を一匹だけ見た。
写真を撮ろうと用意している間に見失ってしまった。
- 3月8日(水)
- 八高山の林道周りを散策。大木なアカシデの灰白色の幹を歩いているエサキモンキツノカメムシ
がいた。杉の樹皮下でベニヒラタムシを見つけた。冷たい強風がふく晴天だったが、途中から
はげしく雪が降り出したので早々に撤退した。
- 3月1日(水)
- 大きなヤナギの樹皮下に何匹ものヨツボシオオキスイが隠れていた。桜の根本を掘ったら
イチモンジカメムシが出てきた。今日は風もなく暖かで、寒緋桜が咲き出していた。
- 2月23日(水)
- 掛川市某池の周りの森を散策、コナラやカシの立ち枯れ木や杉の樹皮下で越冬する
クサギカメムシ数匹、アシマダラアカサシガメ、エサキモンキツノカメムシ、ヤニサシガメ、
ヒラタカメムシ多数、スズメバチを見た。
- 2月16日(水)
- 一日中、風花の舞う冷たい日だった。松の倒木の樹皮下で越冬する、ウバタマコメツキ、
エグリゴミムシダマシ、ツマキヘリカメムシ、またコナラの樹皮下でヨツボシケシキスイを見つける。
- 2月14日(月)
- 山すそのシキミの葉裏にじっと止まっているシキミグンバイを見つける。
写真を撮るが、大きさ約5ミリはE950の接写でもさすがにきつい。
- 2月8日(火)
- 瀬戸川堤防の大きなヤナギの樹皮下で越冬していた、小さなカメノコハムシの一種を見つけた。
ヒメカメノコハムシか?
- 2月2日(水)
- 滝沢川沿いの大きな柳の樹皮下で越冬するヨコズナサシガメ幼虫数匹とアカシマサシガメ1匹
を見つけた。ツヤアオカメムシ1匹も紅梅の咲き始めた梅園の露天風呂の壁に止まっていた。
- 1月31日(月)
- 金比羅山の大きなシイの木の窪みに、クチキコオロギのメスと思われる成虫2匹がかくれていた。
- 1月26日(水)
- 西河内川上流沿いを散策。木の股にたまった落ち葉の下に、エサキモンキツノカメムシ・
テントウムシ・カメノコテントウが越冬していた。
- 1月19日(水)
- 吉田港近くの海岸を物色。草の生えていて適度に湿気のある大きな石の下に、モモブトトビイロ
サシガメの成虫・幼虫、ヒメマダラナガカメムシ成虫、ヨツボシテントウダマシが隠れていた。
- 1月5日(水)
- 掛川は八高山、自然林下の倒木の樹皮下にもぐり込んでいるハヤシウマ幼虫を見つけた。
他にもヒラタカメムシ、ミミズ、ムカデ、スズメバチがこの樹皮下に隠れていた。
立ち枯れ木の樹皮下にはオオトビサシガメが何匹も集まって越冬していた。
- 1月2日(日)
- 谷稲葉の山裾にある茶畑付近で数匹のマダラスズが鳴いていた。茶畑の下に入り込んでいて
姿は見られなかった。桧の皮の下で越冬していたヤニサシガメを見つけた。