虫の音日記 2001
- 11月7日(水)
- ヤマトヒバリの鳴き声を聞きに夜泣き山のふもとに行くが、草がきれいに刈られてしまっていて
一匹も聞けず仕舞い。聞こえたのはクサヒバリ、モリオカメ、カネタタキ、クマコオロギ(水路脇)。
日が落ちて暗くなって来たら、農道脇に貯まった落ち葉をパタパタと鳴らして数匹のモリオカメ
が降りて来て、落葉の下でまるでクチキコオロギの様に「グリーー」と長く伸ばした口説き鳴きを
始めた。
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- 10月29日(月)
- 午後3時過ぎ、ツヅレサセの口説き鳴きを録りに茶畑の農道を上る。汗ばむぐらいに暖かく、
ウスイロササキリ、オナガササキリが雑草上で盛んに鳴いている。イヌマキやヒサカキの木
では沢山のカネタタキが、花を付けた茶の木の中からクサヒバリの鳴き声が聞こえて来る。
コンクリの割れ目の下で一匹、その鳴き声を見つけて録音する。
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- 10月3日(水)
- 空がとっても青いので、眠いけど山に行く。アザミの花の上に陣取って逃げもせず、花弁を食べる
アシグロツユムシを撮る。ススキなどの藪の下ではヒメコオロギが大合唱。他にもヒゲシロスズ、
モリオカメ、クサヒバリ、カネタタキ、アオマツムシが鳴いていた。
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- 9月27日(木)
- 急に時間が出来たので、午前中からあそこに行く。さすがに時間が早くて日も当たっているので、
フタツトゲは鳴いていなかったが、なんとか見つけて撮影成功。竹枝につかまって寝ていた様で
最初とても動きが鈍かった。地面近くの笹の茂みを探るとカネタタキやクサヒバリが隠れていたの
で撮ろうとしたが、蚊の集中攻撃にあってすごすごと退却。
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- 9月20日(木)
- 昼の一時過ぎ、きれいなフタツトゲ♂成虫を写真に収めるべく、あの場所に行く。2匹が時たま
「ビビビビ」と鳴いているのを見つけたが、カメラを寄せるとピョンピョンと逃げてしまった。
♂は特にすばしっこいので撮りずらい。他に鳴いていたのは、ササキリ、クサヒバリ、カネタタキ、
モリオカメ、ツヅレサセ(口説き鳴き)、オナガササキリ、ウスイロササキリ。
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- 9月5日(水)
- 涼しくなったので、久しぶりに虫聞きに藤枝の山奥へ。スズムシ・マツムシ・ウマオイ・クツワムシ・
カンタンと代表選手はすべてそろっている。明かりまわりの草上でヒメツユムシ、自販機でセスジ
ササキリモドキ、クサヒバリ♀を捕獲。田舎のコンビニの明かりにクビキリギスが一匹来ていた。
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- 8月2日(木)
- 庭の草むらで「チーーー」と、か細い声でクサキリが鳴き、隣の畑の桃の木ではアオマツムシが
けたたましく鳴き出した。
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- 7月29日(日)
- むかいの辺りでハヤシノウマオイが鳴いていた。
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- 7月26日(木)
- 隣の畑でエンマコオロギ、セスジツユムシ、共に1匹ずつ鳴いているのを聞く。
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- 7月23日(月)
- 夜7時すぎ、近所の空き地で3匹、瀬戸川で2匹のカヤキリの鳴き声を確認。
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- 7月18日(水)
- 夜10時過ぎに吉田港近くの海岸へ行く。まず耳に入ったのはヒロバネカンタン、コガタコオロギ、
ヒメギス、シバスズ。そのうち、キリギリスが「ギーーッ」とおとなしめに鳴くのが聞こえて来た。
ホシササキリ、ヤブキリ、ツユムシの鳴き声も確認。大井川堤防ではコバネヒメギスの鳴き声を聞く。
近所の水田で2匹、クビキリギスが鳴いているのを見る。
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- 7月17日(火)
- 通りすがりの梨畑から一匹、カンタンの鳴き声が聞こえて来た。
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- 7月7日(土)
- 近所の某スーパー駐車場のツツジ植え込みで、何匹ものヒロバネカンタンが鳴いているのを
見つけた。海の方には沢山いるが、近所でまとまった数の鳴き声を聞くのは初めて。
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- 7月4日(水)
- 前日に初のセミの鳴き声を聞いた。夜、田んぼでヤチスズの鳴き声を確認する。
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- 6月26日(火)
- 炎天下の草地で、シバスズとウスイロササキリの鳴き声を確認。夜は明かりにウスイロとケラが来ている
のを見た。
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- 6月22日(金)
- 午後7時頃、瀬戸川堤防で数匹のヤブキリの鳴き声を確認。まだシブキリも鳴いていた。
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- 6月7日(木)
- 真夜中に虫聞き。どこに行ってもカヤヒバリがたくさん鳴いている。ヒメギス、ナツノツヅレサセ、
ホシササキリ、マダラスズの鳴き声を確認。他にもキンヒバリ、クビキリ、タンボコオロギ、コガタコオロギ、
ケラの鳴き声を聞く。
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- 5月26日(土)
- 夜、いつもの斜面でコガタコオロギ多数が「ギー」とやる気のない声で鳴いていた。他にもカヤヒバリ、
キンヒバリ、クビキリ、タンボコオロギ、ケラの鳴き声を聞く。
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- 5月25日(金)
- 二日続いた雨が上がって蒸し暑くなったので、午後3時過ぎに瀬戸川へ。トノサマらしき大型のバッタ
が何匹も足元から飛び立った。終齢や亜終齢の幼虫も何匹も草上に見られた。
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- 5月19日(土)
- 時々雨が降る不安定な天気。隣の畑で弱々しく鳴く一匹のオケラの鳴き声を確認。
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- 5月10日(木)
- 午後10時頃、虫聞きに出る。烏帽子山の斜面でたくさんのカヤヒバリが鳴いているのを聞く。
他にもキンヒバリ、クビキリ、シブキリ、タンボコオロギの鳴き声を聞いた。セイタカスズメガヤの穂で
ホシササキリの幼虫を数匹確認。
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- 5月9日(水)
- 大代川沿いの草地で、ツマグロバッタとイナゴモドキと思われる小さな幼虫を多数確認。
ヤブキリの幼虫がイネ科雑草の実やスイバの花穂を盛んに食べているのを見る。
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- 4月27日(金)
- 午後7時過ぎ、田おこしを終えてまだ水の入っていない田んぼで、タンボコオロギが一匹だけ鳴いて
いるのを確認。少し涼しくてクビキリもあまり鳴いていない。
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- 4月18日(水)
- くもり。新茶の緑が鮮やかになって来た八高山麓を散策。キリギリス、ヒメギス、ヤブキリ、キアシヒバリ
の幼虫を確認する。
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- 4月13日(金)
- 晴れて風が強い。瀬戸川堤防で1cm弱のヒナバッタ幼虫を数匹見つける。ヒメギス幼虫も2匹だけ見る。
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- 4月12日(木)
- 青木川堤防の低い草地で6〜7mm.のヒメギス幼虫を何匹も確認する。
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- 4月7日(土)
- 午後7時頃、あちこちでクビキリギスとシブイロカヤキリモドキが鳴き出す。近所の空き地の枯れたススキの茂み
では、シブキリばかりが何匹も鳴いていて凄まじい。
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- 4月6日(金)
- ソメイヨシノは八分咲きぐらい、晴れて日差しが強く暖かい。瀬戸川堤防のノイバラやカラスノエンドウの茂みで
8oほどのヤブキリ幼虫を何匹も確認する。
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- 3月28日(水)
- 毎年恒例のワラビ採り。山桜も咲いて野山の散策には良い季節だが花粉症がまだつらい。2cmほどのか細い
ナナフシ類の幼虫を見つける。茶畑ではツチイナゴがあわてて飛び出した。
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- 3月22日(木)
- 曇ってはいるが明るくてとても暖かく、花粉も飛びまくって少し霞んでいる様な感じ。例の休耕田へ行ってみると、
まだ午後3時過ぎなのにキンヒバリ多数とカヤヒバリ数匹がよく鳴いていた。畦にはツクシがたくさんのびはじ
めていた。
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- 3月7日(水)
- 雨が上がり午後から暖かくなったので、休耕田の草地に行ってみる。しゃがみこんで枯れたクサヨシ?の茂み
を探るとキンヒバリと思われる(キンヒバリとカヤヒバリの違いが未だに見分けられない)幼虫が何匹も見られた。
もう一種、キンヒバリ幼虫より寸胴で色の濃い幼虫も何匹か草上で見つけるが何の幼虫かわからない。
(キアシヒバリモドキ幼虫と後日判明) 北風が強くなって冷えてきたので撮影をあきらめ退散する。
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