日本では昔から、スズムシを累代飼育してその鳴き声を楽しむ習慣がありました。
その他の鳴く虫は、生息地から捕獲されて楽しまれてきたようです。
その中にはキリギリスのように、累代飼育に手間がかかり、累代の継続が困難と
考えられるものもいます。しかし、その音が親しまれてきた多くのコオロギ、
野外でその控えめな鳴き声を耳にすることの多いササキリの仲間、鳴く虫としては
あまり認識されていないバッタの仲間などは、一般家庭で用意できる資材で、十分
累代飼育を楽しむことができます。
私(岩田健一)が虫の飼い方の多くを学んだ研究室(弘前大学農学生命科学部環境昆虫学教室)
で行っている飼育法をここで紹介させて頂きます。
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