虫の音日記 2002

 

虫の音日記 1998199920002001

 

6月27日(木)
午後3時頃、やっと雨が上がり明るくなったのでなんとなく谷稲葉川へ。ヒメギスシバスズがよく鳴いて
いる。田んぼの畦の雑草でコバネイナゴ(大きいものは亜終齢)とオナガササキリの幼虫を見る。
 
6月14日(金)
夜8時頃、瀬戸川堤防を歩く。湿度が高くて少しガスっている感じ。背丈ほどに伸びたススキやヨシ
の茂みでクビキリギス、キンヒバリ、カヤヒバリ、そして
ヤブキリが鳴き出す。畑の辺りではタンボコオロギ、
マダラスズケラの声が聞こえた。
 
5月29日(水)
朝から久しぶりにあの山麓へ行く。あちこちメスアカフキバッタの幼虫だらけ。黒くて小さなもの
から黄色味を帯びた亜終齢ぐらいのものまでいた。キリギリス幼虫はまだ小さかったが、ナキイナゴ、
ツマグロ幼虫は亜終齢ぐらい。昼間に鳴く虫はまだなく、聞こえたのはホオジロ、ウグイス、ホトトギス、
コジュケイ、キビタキ、サンコウチョウなどの野鳥三昧。
 
5月9日(木)
2化目の幼虫を飼育したいので、日中、堤防に行きヒナバッタを探す。半裸地の場所で終齢や
亜終齢の幼虫を3匹捕獲。成虫も見たが逃げられた。他にもトノサマ幼虫とツユムシ極小幼虫を
見た。
 
5月8日(水)
飼育していたシブキリ♀が死んでしまったので、また夜の捜索にでる。堤防のイヌムギの穂を見て
まわったが、クビキリ♀を一匹見たのみ。やはり簡単に見つかる筈もない。途中でフクロウと
アオバズクの鳴き声を聞き、上流の水田ではカエルの大合唱が始まっていて虫の音も聞こえない。
 
5月1日(水)
夜10時頃、飼育中の虫の餌になる草や実を採りに田んぼの辺りを探す。シブキリがよく食べる
イヌムギ、ウスイロ幼虫が好むスズメノテッポウ・カズノコグサなどを採る。その間にキンヒバリ、
カヤヒバリ、クビキリギス、タンボコオロギ(少数)の鳴き声が聞こえた。
 
4月24日(水)
草むらを探しても見つからなかったシブキリ♀が、コンビニの窓に張り付いているのを見つけた。
このコンビニはとても田舎の方にあるので、過去にもヒサゴクサキリやセスジササキリモドキ、
ヒメツユムシが来ているのを見た事がある。
 
4月3日(水)
絶好のワラビ採り日和なので朝早くからあそこに行く。ヤブキリ幼虫、キリギリス幼虫、
キアシヒバリモドキ幼虫、ナキイナゴ幼虫、黒っぽいバッタ幼虫を確認する。ワラビや
ゼンマイをたくさん採った。(黒っぽいのはツマグロバッタの幼虫でした)
 
3月30日(土)
PM 6時半頃から2,3匹のクビキリギスが鳴き始め、その後あちこちで一斉に鳴き出した。
枯れたススキの茂みあたりでは
シブイロカヤキリモドキの方が鳴き勝っている。
 
3月26日(火)
ソメイヨシノがほぼ満開な明るい曇天、ヒナバッタ幼虫を探しに瀬戸川堤防に行く。1pに満たない
幼虫2匹を見つけたのにジャンプ一発で見失い捕獲出来ず、写真は撮ったけどね。
ヤブキリ幼虫多数、ヒメギス幼虫1匹も確認。
 
3月20日(水)
快晴だが風が強くて冷たい。金谷町某所へワラビ採りに行くが、ワラビは無くてツクシが出ている。
まばらな出始めの下草を探るとヤブキリの幼虫を一匹発見。白っぽいバッタの幼虫も数匹見たが
何の幼虫かは解らない。(ナキイナゴの幼虫でした)
 
2月14日(木)
日中、よく晴れて風もなく暖かくなったので休耕田の草地に行く。枯れ草を踏むとキアシヒバリモドキや
キンヒバリの幼虫が何匹も飛び跳ねた。キアシは亜終齢ぐらいの幼虫ばかりだが、キンヒバリは成虫から
かなり小さな幼虫まで色々いる。
キンヒバリが一声だけ、リーッ・リッリッリーと鳴くのを聞いた。